急増化!虫刺されにはご注意を👀🌟
こんにちは、さくら皮フ科クリニックです🌸
5月に入り気持ちい春風が吹く季節となりました🎐🍃
そんな5月は、お散歩や散策など自然を体験するアクティビティが大人気です!
川・湖・山などに行きましたというお声もよく聞かれます🏕️🏖️
またお子様は「公園で〇〇をして遊んできました!」と嬉しそうに話してくれます🌞
そんなこの時期に心配になるのは、虫刺され(虫刺症)です🦟
蚊・ブヨ・アブ・ハチ・毛虫などの虫に刺咬されて生じる皮膚炎です。
実は刺されること以外にも、血を吸われる、咬まれる、接触することも虫刺されに含まれます
〖症状〗
代表的なものは、あかみ、かゆみ、腫れ、いたみ、水ぶくれなどです。
ですがその症状強さは軽いものから眠れないほどつらい症状まで様々で、またその方の年齢や体質によっても変わってきます。
これは、刺咬による物理的な反応と、虫の唾液や毒などが体内に入って起こるアレルギー反応です。
刺咬されてすぐに症状が出る『即時型』と数時間~翌日以降に現れる『遅延型』に分けられ、『遅延型』では症状の発現が遅いため虫刺されによる症状と気づきにくいことがあります。
ハチやムカデに刺された時は意識消失や呼吸困難などの起こるアナフィラキシーショックにも注意したいです😯‼️
〖代表的な虫〗
蚊🦟一番身近にみられる蚊ですが、その種類は数百種類と言われております。吸血の際に混じる唾液がアレルギー反応として現れあかみや腫れ、かゆみが出ます。
ブヨ・ブユ 小さなハエとも言われるブヨですが、刺して吸血するのではなく皮膚をかみちぎり吸血する虫です。刺されてから半日たったごろから強いかゆみと腫れを伴います。湿気を好むブヨはきれいな川沿いに多く、キャンプなどのレジャー時は注意が必要です。蚊に比べて痒みや腫れの症状が強く、しこりが残ることがあります。
ハチ🐝数千種類いると言われるハチですが主に人を刺すハチは大きくスズメバチ・アシナガバチ・ミツバチの3つに分かれます。ハチに刺されると強いいたみ、激しい腫れ、ひどい場合は水ぶくれや潰瘍になることもあります。初めて刺される場合はさほど強い症状は残りませんが、2回目以降抗体の変化で、ハチ毒によるアレルギー症状(アナフィラキシーショック)が起こり全身症状が出てしまうことがあるので注意が必要です。
毛虫🐛毛虫の毛や棘が皮膚につくと強いかゆみを伴う皮膚炎を起こします。日本に最も多く生息する有毒針の持つ毛虫はチャドクガで、ツバキ科やバラ科の葉の裏に発生することが多く、特に庭園作業中は注意が必要です。また、この毒針毛は空中を舞うため、見たり触れていなくても皮膚炎が起こる可能性があります。衣服についた毒針毛も簡単に除去できないため注意が必要です。
〖対処法〗
✅無理にこすることはせず、流水で洗い流し清潔を保ちましょう。かゆみが強い場合は冷やすと効果的です。刺しところを絆創膏等で密封しないように気をつけましょう。
✅有毒毛を有する毛虫の毛はテープ類で周辺を押さえ取り除きましょう。通常の洗濯のみでは取り除けないことがあります。
✅ハチやムカデにさされ、全身症状が出た場合は早急に医療機関を受診しましょう。
✅外出する際、特に川や山など虫が多く生息する地域に行く際は虫よけスプレーや長袖長ズボンなどの対策をしましょう。
✅虫に刺されたところのかゆみや腫れ、お痛みに合わせて抗菌薬やステロイド薬が出ますので、長引く場合は早めにご受診下さい。
お子様は特に注意が必要です!
体温が高く虫に刺されやすい特徴のあるお子さまですが、かゆみを我慢できず搔き壊してしまうケースがございます。 【とびひ】などの原因になりますので早めのご受診をお勧めいたします。