暑い時期にご注意!足水虫について①
梅雨入りが近づいてきました。湿気でじめじめすることも増えてきました。☔
そんな時期に増えてくるのが水虫(白癬)です😥
★水虫(白癬)とは・・・
むずむしの3分の2は人の皮膚の角質を栄養として生きるカビ(真菌)の感染症です。
これは白癬菌(はくせんきん)と呼ばれる菌が原因で、白癬菌は高温多湿を好むため、暖かくなり湿った時期に増えます。
水虫は足ふきマットやスリッパなどを共有することで人に感染することがあります。
★症状について
足の指の間の場合、白くふやけて皮がむけます。ムズムズと痒いことが多く、皮をむしるとただれて液が出て、ジュクジュクします。
足の裏、特に踵(かかと)の部分は角質が厚くなり、表面がザラザラになって皮がむけていきます。痒みなどの自覚症状はありません。
その他、足の裏や縁(ふち)は小水疱や膿疱ができ、強い痒みを伴います。小水疱は通常2~3mm程度ですが、時により大きくなることもあります。
痒みを伴わない場合もあるため、痒みがないので大丈夫!とは限りません。
★検査方法について
検査は顕微鏡検査を行います。皮膚の表面の剥がれ落ちそうな角質をピンセットなどで採取し、
水酸化カリウム(KOH)という液体で溶かして顕微鏡で菌がいないかを確認します。
検査時間は5~10分ほどですぐに分かります🙌
★治療方法について
カビの増殖を抑える外用薬(抗真菌薬)での治療が基本になります。
抗真菌薬はクリームや軟膏、液剤などがあり、皮膚の状態によって使い分けをします。
水虫菌は症状がなくてもいます。😥
そのため、1日1回症状がない部分も含めて足の裏、指の間からアキレス腱まで足の裏全体に薬を塗ります。
水虫菌は角質に潜んでいて、角層がアカとなってはがれるまで1~2カ月かかります。
良くなったからと自己中断をしないことが大切です✨
主治医にやめてよいと言われるまで塗り続けましょう。
🌸一番近くで過ごすご家族さまへ感染する恐れがあるため、少しでも気になる症状があれば早めのご受診をお勧めします。
夏に向けて早めにご治療し、安心して外出や旅行を楽しみましょう🙌