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虫刺されでのご来院が急増中です!

[2023.06.16]

梅雨時期となりジメジメした気候が続いていますね💦

皆様体調など崩されていませんか?

 

当院では気温の上昇とともに、虫刺されで来院される患者様が増えてきています!!

今回は虫刺されについてお話しさせていただきます🌸

1.虫刺されとは

吸血性の蚊、ダニ、ブヨ、ノミや、身体に毒をもったハチ、毛虫、ムカデ、クモなどに刺されて起きる皮膚炎です。

医学的に「虫刺症」といいます。

虫に刺されることで、虫の毒液や唾液成分などの異物が皮膚に混入し、皮膚に炎症が起きます。

 

虫によって起こる皮膚炎には刺激性アレルギー性に分類されることが多いです。

アレルギーとしては、刺されてすぐに症状が現れる即時型反応と、刺された翌日などしばらくしてから症状が現れる遅延型反応があります。

 

即時型反応によるかゆみや発赤、腫れは数時間程度で収まります。

遅延型反応によるかゆみや腫れ、ブツブツは数日から1週間程度で落ち着きます。

2、症状は?

痛み、かゆみ、腫れ、ブツブツ、水ぶくれなどの症状が現れます。

 

・蚊

最も身近な虫刺されかと思います。

蚊による虫刺されの反応は、蚊が吸血することで人間の皮膚の中に侵入した唾液腺物質に対するアレルギー反応によって起こります。

 

蚊に刺されると、直後から急激なかゆみを生じ、赤く盛り上がりのある発疹が出ます。

症状の多くは数時間程度で、痕を残さず自然に治ります。

症状の程度には個人差があるので、人によっては水ぶくれが出来たり、数日症状が遅延することもあります。

また、痒いからと言って掻きむしってしまうと傷になり、そこから雑菌が入ることで化膿して、治りにくくなることもあります💦

 

ブヨ

ブヨはアウトドアやハイキングなどの際に山間部に多く発生します。

ブヨは蚊に似た虫ですが、刺されると半日~1日後に激しい痒みと赤い腫れが現れます。

 

蚊と違って皮膚を噛んで出てきた血液を吸うため、赤い出血点や内出血ができることがあります。

蚊に比べて痒みや腫れの症状が強く、しこりが残ることがあります。

 

・ブヨに刺されないために

ブヨの幼虫は水のキレイなところでしか生きられないため、そういう場に行くときは、肌を露出しないようにしましょう。

また、ブヨは暗い所を好むため、ブラックやネイビーなどの濃い色の服装は避けた方が無難です。

 

ダニ

室内にいるダニはほとんどイエダニで、吸血のために刺します。

腹部や脇の下、二の腕など、衣服で隠れている部分が刺されやすく、赤く小さなしこりがたくさんできます。

しつこいかゆみが数日~1週間続くことがあります。

 

室内のダニは高温多湿の環境を好みます。

ネズミは哺乳類の血液をエサにするイエダニは、ネズミの巣や被毛の中に住んでいて、5月頃から増え始め、6~9月に繁殖のピークを迎えます。

イエダニに刺される被害も、初夏~秋にかけて集中します。

もし、家の中でネズミを見かけたら、イエダニもいる可能性が高いので気をつけましょう!

 

他にも家の中にいると言われているツメダニは、カーペットやソファ、畳などに潜んでいて、他のダニや昆虫などをエサにしています。

エサにしている虫が増える梅雨時~秋にかけて繁殖が盛んとなるため、8~9月は特に被害が大きくなります。

野外にいるのがマダニです。

太ももや陰部、脇腹などに移動し、時間をかけて吸血します。

吸血中は麻酔用物質を含む唾液を注入するため、刺されてもかゆみを自覚しにくく、刺されていることに気づかないことも多いです。

マダニは吸血する場所を決めると、皮膚に嚙みつきながらセメント物質を出して固着します。

吸血中のマダニを発見しても、自分で取り除こうとせず、医療機関で取り除いてもらいましょう。

無理に引きはがそうとすると、セメント物質を出した口の一部が体内に残ってしまう場合があります。

7日間ほど吸血して満腹になると、自然に脱落しますが、その後かゆみ、灼熱感、痛みなどの症状が残ることもあります。

 

3,虫に刺されてしまったときは?

掻きむしると症状が悪化するので、かゆみが強いときは濡れタオルや冷水をあてて患部を冷やし、かゆみを鎮めましょう。

かゆみが強いときや、患部に腫れがある場合には炎症が起きてるサインです!!

ステロイド剤の外用が必要となります。

多くの方がご経験があるかと思います。症状が改善しない、かゆみが強い場合は一度ご相談に来てください😊

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