手の乾燥気になりませんか?
2025年も幕開けとなり、寒さも一層厳しくなってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?
寒さが厳しくなるとお肌の乾燥が気になるかと思います💦
そんな時期に起こりやすいのが手湿疹です。
水や洗剤の刺激によって引き起こされますが、乾燥によって症状の増悪を引き起こすことがあります。
原因
手はどうしても手洗いや炊事・洗濯など水仕事で悪化することが多いため、冬場はより悪化しやすい季節となります。
職業柄水仕事をする機会が多い方も悩まれていることが多い疾患です。
皮膚は通常皮脂膜と呼ばれる保護膜によって刺激から守られています。
しかし、手の平は皮脂を分泌する皮脂腺がなく、その代わりに皮膚表面の角質層が厚くなっていることで手を保護します。
そのため、度重なる水仕事やさまざまな摩擦や刺激によって厚い角質層もバリア機能が低下してしまいます。
症状
手湿疹は皮膚の赤みや痒み、小さなブツブツなどの症状が混じり合って発症します。
症状によってカサカサして乾燥する場合と、水疱ができてジュクジュクする場合があります。
利き手の指先から発症し、皮膚が乾燥して剥がれ落ち、硬くなってひび割れることがあります。
悪化すると他の指や手の平全体に広がり、次第に手の甲まで併発します。
また、目に見える症状だけでなく痒みや痛みを伴う人も少なくありません。
治療と予防
乾燥してカサカサしている場合は、保湿が基本です。
手湿疹は皮膚のバリア機能が通常より低くなっているため、こまめにしっかり保湿剤を塗ることが大切です。
また、綿の手袋などで保湿した上から保護することも効果的とされています。
赤み、痒みがひどい場合はステロイド外用剤を使用します。
気にして触ってしまうと症状が悪化したり、傷ができてバイ菌感染することもあるので、
できるだけ触らないようにしましょう。
また、水仕事をする際は手袋をすることや、洗剤を低刺激性に変更する方法もおすすめです。
手湿疹は治りにくい疾患ではありますが、早期に対応することや、こまめに保湿等で予防を図ることが大切です!!
気になる症状がございましたらいつでもご来院下さい🌸