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プールが始まると気になる、、、水いぼとは??

[2024.06.11]

6月に入り、徐々に気温も上昇してきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?

夏に向けてプールが始まるお子さまも多いかと思いますが、そこで気になるのが水いぼです💦

うつるのではないか、徐々に増えるのではと心配される方も多いかと思います。

 

そこで今回は夏場に気になる水いぼについてお話させていただきます🌸

 

水いぼとは

「伝染性軟属腫」と呼ばれるもので、接触感染で起こるウイルス感染症の一種です。

集団生活や水遊び、タオルなどの共有や、アトピー性皮膚炎などの皮膚の乾燥、湿疹があると水いぼになりやすいと言われています。

 

症状は初めはごく小さい赤いぷつっとしたできものができますが、徐々に大きくなり数ミリから5ミリ前後のぷくっとしたできものとなります。

 

水いぼは体のどの部分にもできますが、脇や足の付け根、肘・膝などの皮膚が密着した部位にできやすいと言われています。

一般的には症状はありませんが、周りの皮膚の乾燥などでかゆみがでることもあります。

水いぼは掻いて潰れたり、搔かなくてもある程度の寿命で自然に脱落し、それがまた他の皮膚にくっついて感染してしまい、また広がってしまうということが多いです。

 

発症年齢としては7歳以下の子どもに多く発症します。

皮膚の免疫力が関係しているので、小学校高学年になると水いぼの原因ウイルスに対する免疫力を身に着けるため、発症しなくなるといわれています。

6か月~3年で自然治癒するとされていますが、個人差が大きく、いつ治るか予測することは困難とされています。

 

水いぼの治療

①ピンセットによる摘除

ピンセットによる摘除が一般的です。

当院ではご希望に合わせて麻酔のテープを貼り、処置時の痛みを和らげる方法をとります。

予約制となっており、処置の60分前にテープを貼って処置を行います。

摘出した部位から再発することはありませんが、小さすぎるものは取り切れないことがあること、

麻酔のテープを貼っていてもつままれる感覚はあるので、恐怖やお痛みによっては何回かに分けて摘除する場合もあります。

 

②塗り薬による外用療法

MB-Fクリームという銀の強力な抗菌作用を利用した、痛みを伴わない塗るだけの治療となります。

通常1日2回、朝と入浴後に塗布します。

一般的には治療開始後、平均2~3か月程度で水いぼが治ると報告されています。

 

症状やご家族の希望に合わせて経過観察の場合もありますので、診察時にご相談下さい。

 

水いぼのケア

①肌同士の接触感染を避ける

夏場はプールなど肌の露出が多くなるため皮膚の接触により感染する危険性が高くなります。

プールの際はビート版、うきわ、タオルなどの共有は避けて、接触した場合は水で早めに洗い流すようにしましょう。

②肌の乾燥を予防する

乾燥による湿疹や掻き壊しから水いぼが発症することもあります。

肌の保湿を心がけ、湿疹などは早期に治療をすることが大切です。

③早期に治療を開始する

初期は数個から始まるので、数が少ないうちにとってしまうことが確実な治療法です。

 

これからの夏の時期水いぼが気になる季節となりますので、早めにご相談、ご診察お待ちしております🌸

 

 

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